先行による穿孔のための閃光の農業

数年前、福島県伊達市のモモ農家の間で、「穿孔細菌病」と言う恐ろしい病気が大流行いたしました。
当時、松浦農園もかなりの被害があり、僕もモモの圃場に入るのが嫌で嫌で仕方なかったですね。
この「穿孔細菌病」の大きな特徴は、写真の様に枝が黒く枯れると同時に、「葉や実に穴が開く」事です。
当然ながらモモの実に穴が開いてしまえば商品価値はガタ落ちするため、果樹販売で生計を立てている身としては非常に困る病気なんですね。
今年も、数年前ほどの大被害ではありませんが、若干ながらモモの樹に穿孔細菌の影が見え隠れしている状況なので、被害が拡大しないよう、少しでも早く先手を打ち、自分ができる「先行」した感染拡大対策を軸に、病気の予防を徹底していきたいと考えております。
こういう状況の時、松浦農園が、以前もブログで触れさせて頂いた実力日本一の農薬コンサルタントさんと交流があるのは非常に大きいです。
あまり詳しくは書けないのですが、その方は、「天才が努力をした結果こうなった」と言った感じの人ですね。
まあ、それで、数年前、穿孔細菌病が大流行した時、僕や父は一時期、絶望の淵に襲われたのですが、数年の時を経て、今になって考えて見ると、その結果「学んだこと」もかなりあると認識しています。
例えば、日本一の大投資家である竹田和平さんの言葉で、「困ることは薬だがね」と言う一文があります。
さらに、納税日本一で有名な斎藤一人さんの言葉で、「困ったことは起こらない」と言う一文があります。
どちらも人生の大成功者の言葉でありますが、基本的には同じ意味であると僕は捉えておりまして、つまり、「困難から学べるかどうか、困難を糧にして進化できるかどうか」で、その人の生き方が大きく変わる、と言う意味だと思います。
実際、穿孔細菌病が大流行した際に、父はそれを食い止めるため、産地を守るため、と、新たな資材会社さんとの取引を開始し、さらに地元の勉強熱心な農業仲間さん達との交流を深め、栽培技術検討会を、何度も何度も開く事になりました。
そして僕はと言うと、モモがダメなら仕方ない、その分ハウス作物のの利益を上げるしかない!と思い、土壌改良や葉面散布などの技術を独学で学び、その結果、ある程度の結果を出せるようになりました。
実は一見八方ふさがりでも、よく見ると天井が空いているケースもあります。
そして、その天井に、一筋の「閃光」が必ず見えます。
その光を目指して、自分を信じて進めば、必ず道は開ける。
僕はこれからも、そうやって農業人生を生きていきたい、と、強く思う、今日この頃です。
