〜窒素を制するものは農業を制す?!〜

そうですね、農業にはモチロン肥料が大切なのですが、とりわけ有名なのはN・P・K、いわゆる「窒素・リン・酸カリ」の三要素でありますね。
その中で今回は「窒素」に付いて触れたいと思うのですが、コレはとにかく農業を行う上で色々な意味で「鍵」となる成分となります。
窒素は植物体にとって、かなり大切な栄養素の一つなのですが、実は諸刃の剣でもあるんですよね。
例えば、現代の農業の大きな問題点として、「窒素過剰」が挙げられると思います。
栽培には窒素が必要だと思い、沢山収穫したいがために、ついつい、余計に入れ過ぎてしまうんですね。
しかし、コレが災いの元になるケースが多々あります。
細かく触れすぎるととても一記事やニ記事などでは書ききれなくなるので、敢えて端折りますが、要は「窒素が多すぎると作物は弱く」なります。
そして、虫にも病気にも、弱くなります。
さらに、窒素が多すぎると、作物の「味」も苦くなります。
その上、厄介なことに「窒素」と言う成分は植物にとってかなり重要な役割を果たしているためなのか、「根からかなり吸収しやすい」と言う性質があります。
恐らくですが、植物体が、過酷な環境に耐えて生き延びるための本能として、そう設計されていると考えております。
なので、調子に乗って窒素を沢山与えると、あっという間に「窒素過剰」になるんですよね。
ただ、「窒素過剰」になってからでも対策方法は色々あるのですが、やはり、そうならないのが1番です。
とにかく、それを防ぐためには、作物や土壌の状態をよく観察して、窒素肥料を控える事が肝要です。
「窒素を控える」「窒素過剰を意識する」だけで、栽培初心者の方の、農業技術は大きく向上します。
しかし、モチロン「窒素は大切な肥料」であることは間違いありません。
なので、「窒素」が「必要」な時には「しっかり」と「窒素」を与えた方が良いと思います。
栽培技術を学んで行くと、「窒素過剰」は、必ず農家がぶつかる課題ではありますが、それを乗り越えると、その後の農業が非常に楽しくなってきます。
以前ブログで述べた、「生育初期の根張り」と「窒素過剰を防ぐ」だけで、趣味で家庭菜園を行っている方でも、収穫量や栽培規模はともかく、品質的にはプロ顔負けの野菜が作れる場合もあると思います。
とにかく農業は楽しいです。
だけど、いいものが取れればさらに楽しいです。
肥料の仕組みを学び、与える量やタイミングさえ掴めれば、誰でも理想の作物が栽培できるようになると感じます。
ただ、それがなかなか難しいんですけどね。
モチロン、僕もまだまだです。
だけど、失敗しても、ものすごく楽しいです。
