根っこがダメなら葉っぱから吸わせればいいじゃない

ホームページにも記載させていただいておりまが、葉面散布を非常に多用するのが松浦農園の大きな特徴であります。

葉面散布とはその名の通り、「葉面」つまり、「葉っぱ」に栄養素を散布して吸収させる農法なんですね。

農業を行っていると、様々な原因により「根」からの吸収が難しくなるケースが多々あるんですよ。

その時に活躍するのが葉面散布でありまして、作物の葉っぱ、特に、吸収率の高い葉裏を狙い、専門のノズルを使って水に溶いた肥料分などを霧状にしてサーッと掛けます。

植物体は光合成によって、自分が生きるための栄養素を作るわけですが、その生産工場としてカギとなる部分が「葉っぱ」なわけですね。

葉面散布は、そのカギとなる部分に直接栄養を供給する事ができるので、非常に効率的な栽培管理と言えます。

一般的に行われている、「根からの吸収により葉に栄養素を運ぶ過程」をショートカットし、産地直送で工場に材料を運べるため、植物体がより合理的に生育エネルギーを回すことができるようになるんですね。

また、葉面散布による嬉しい効果はそれだけではなく、なんと、「農作物の観察力」も自然に身につきます。

基本的に葉っぱの裏を狙って行う作業なので、的を合わせるために、必然的に作物を注意深く見るクセが付くようになるんですよ。

「農作物の観察力」は=「農業力」と言っても過言ではなく、その積み重ねが、農業の真髄につながる第一歩だと僕は考えております。

ただ、大掛かりな設備などを使い、ハウス全体に一気に効率的に葉面散布している農家さんは、その限りではないかもしれません。

確かに自分で身体を動かさないで、ちょっとした操作で農作物のお手入れがキチンとできるなら、かなり、楽ではあります。

でも、ある意味では、農業に限らず、敢えて原始的なやり方を行うことでしか、辿り着けない道もあると思うんですよね。

まあ、そこまでの設備投資をする資金が無い僕のヒガミと言えばそれまでですけどね、ははは。

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