スナップ畑でつかまえて

うちの娘が小さい頃、よく奥さんに連れられて畑に遊びに来ていました。
もちろん、今も小学校が休みの日には、それなりにハウスにやってくるのですが、以前ほど頻繁には来なくなってしまいましたね。
子どもの成長が嬉しい思いもあり、さみしい思いもあります。
うちは昔から農家だったので、僕も幼少期、畑によく遊びに行った記憶があり、畑に生えている草を抜いて遊んだり、カエルさんをつかまえたりしていると、あっと言う間に日が暮れてしまいましたね。
その当時、松浦農園の経営者だった父は、非常に頑固で厳しい人間で、器量の良くない僕はよく怒られていたのですが、なぜか、畑にいる父親の姿はいつも笑顔でした。
あれから三十年以上が経ち、僕が本格的に農業を始めてみると、基本的に、畑では仕事をしているわけですから、もしかしたら幼少期の僕は、父にとって、ある意味迷惑な存在だったのかもしれません。
でも、いつも、笑顔でした。
もしかすると、今から何年かすぎると、うちの小学校の娘も畑に遊びに来なくなるかもしれません。
少なくとも、冒頭の写真の、「2歳の娘」と畑で過ごした時間はもう、帰ってきません。
人も作物も、どんどんどんどん成長していきます。
だけど、忙しいとき、辛いとき、疲れているとき。
どんなときも、娘が畑に遊びに来てくれている間は、いつも、笑顔の父親でいようと思っています。
