〜根を忍ぶカリの姿〜

さあ、窒素、リン酸とくれば当然、第3の刺客は「カリ」であります。
この「カリ」はいわゆる「カリウム」でありまして、我々の日常生活にもなじみが深い成分でありますね。
果物&野菜やコーヒーなんかによく含まれておりまして、腎臓の機能が下がっている方は接種に注意が必要な、あの成分です。
それで、「カリ」は別目「根肥」等と言われておりまして、作物の根を丈夫にする働きがあると言われております。
更に根だけではなく、植物体を強化し、病害虫への耐性も向上させる働きがあります。
さすが3大要素の大トリ、なかなかいい仕事をしてくれますね。
また、「カリ」の大きな特徴として、「ポンプ作用」があります。
「カリ」は植物体の中を縦横無尽に移動して、栄養素を隅々までお届けする働きも担っております。
更にこの「カリ」は吸収率も非常に高く使いやすいため、そう言った意味では以前ブログで述べた「窒素」「リン酸」よりも、「ある意味では敷居の低い成分」とも言えるのかもしれません。
ただ、コレは「カリ」に限ったことではありませんが、作物の要求量を超えて過剰に与えすぎたり、逆に油断して足りなすぎたり、と、そう言った部分には充分注意が必要です。
基本的に植物は自分で動けないため、我々農家の管理が非常に大切になってきます。
そのためには農作物の「観察」は必要不可欠です。
それを「めんどくさい」と思うか、「楽しい」と思うかで、農業者の資質が問われると思うんですよね。
モチロン僕は後者です。
でも、正直に言えばたまに前者です。
人間、疲れていたり、やる気のでないときもありますからねー。
しかたないさにんげんだもの。
こんな僕なので、あいだみつおさんにはいつも助けられております。
