〜製鉄所からコンニチワ。〜

松浦農園でよく愛用させていただく資材で、「転炉スラグ」と言う土壌改良肥料があります。
「転炉石灰」や「ミネカル」など色々な名称で販売されておりますが、おそらく成分的にはそんなに差はないのではないでしょうか。
コレは平たく言えば、製鉄所の作業工程で生まれる副産物です。
転炉スラグには、作物を丈夫にする「ケイ酸」「カルシウム」や、光合成、生育促進のために必須な「マグネシウム」「鉄」「マンガン」「ホウ素」など農作物にとって欠かせない栄養素が、嬉しいことに沢山含まれております。
また、常に酸性に傾きがちな土壌のpHを、適度なアルカリ性に矯正する働きもあり、この転炉スラグを畑に撒くことで、世のキュウリ農家さん達の悩みのタネである、「ネコブセンチュウ」や「ホモプシス根腐れ病」の改善にも繋がって行きます。
また、僕本人も、スナップエンドウの連作障害対策のために、長年愛用させて頂いている、オススメの農業資材であります。
基本的にエンドウ類は、「酸性」よりも「アルカリ性」の土壌を好む性質がありますので、「アルカリ性矯正効果を持つ転載スラグ」は、そう言った意味でも重宝しております。
しかも、最近は物価高騰の流れが止まらず、さすがに値上がりしてきておりますが、比較的お値段もリーズナブルなので、どうしても経費との戦いになりやすい我々農家としては非常にありがたい資材でもありますね。
そんな優れた転炉スラグさんですが、実際に扱ってみると、とにかく重いです。
材質が鉄工所の副産物なので仕方ないのかも知れませんが、非常に重く、畑に撒くのがとても疲れます。
正直、持ち運びだけでも疲れますが、しかし、考え用ではその転炉スラグの重さを利用した「農業筋トレ」にもなります。
畑と同時に農家の体力も改良する、転炉スラグは偉いなーと、しみじみ感じる松浦でした。
