〜真夏の連想〜

蒸し暑いハウスの中、キュウリの収穫作業中に僕が言った。

「実はキュウリの水分量は95.6%らしいですよ。」
 
義妹が応えた。

「え、ソレってよく原型を保ててますよね?」

なるほど、言われてみると確かにそうかも知れない。

「だってお義兄さん、その配分だとキュウリはクラゲみたいにぐにゃぐにゃしていないと変じゃないですか?」

うーん、言われてみると確かにそうかも知れない。

決して僕も詳しく調べたわけではない。

キュウリの水分量も、クラゲの水分量も、決して詳しく調べたわけではない。

世の中は分からないことだらけだ。

でも、その会話を通じて、僕はなぜか冷やし中華を食べたくなった。

それは確かに分かった。