〜春菊よ来い〜

淡い光が差す今日この頃、新たに畑に春菊を蒔きました。

松浦農園では毎年春菊を栽培してはいるのですが、夏場の桃にかなりの損害がありましたので、今年の作付け面積は、利益確保のために例年の三倍になりました。

農業は、その時期、または地域によっては、予定変更がある程度可能な業種なので、思わぬハプニングで収入が下がったら、その分、違う作物である程度は取り返すことも可能です。

種を蒔いたあとすぐ、俄か雨が降ったので、圃場はちょうど良い状態ですね。

瞼を閉じて、今夏の桃の面影を思い出すと涙が溢れてきそうになりますが、それに負けずに、新たに作付けした春菊の成長を楽しみに、日々の農業生活を淡々と生きていきたいと感じます。

春菊と言う作物は、基本的に蕾が出る前に収穫するわけですが、実はとても綺麗な花が咲きます。

今から春を待つのはまだ遠いですが、春菊の芽はもうすぐに顔を出します。

昨年、娘たちと一緒に収穫時に励んだ懐かしき声を思い出し、今年も、春菊の独特の香りを胸に、ささやかな幸せを迎えに行こうと思います。

春の菊と書いて、春菊。

季節は秋ですが、早く、春よ来い。